「新潟県の在来作物」とは


にいがた在来作物研究会が調査研究等の対象とするの在来作物の定義

定 義

にいがた在来作物研究会では、長年にわたり新潟県内で栽培され、現在も栽培され利用されている、または種苗が保存されていて品種特有の特性・特質を維持している野菜、果樹、花き、そば、豆類を「新潟県の在来作物」とする。

具体的には…

1 口述、伝承であっても 1964 年(昭和 30 年代末)以前から新潟県内で栽培されているか、種苗が保存されていることが示されている野菜、果樹、花き、そば、豆類。

2 当該作物は、原則として新潟県内で生産や種苗が維持保存されており、元来の特性・特質を維持しており、固定種であって、一代交配種(F1品種)ではないもの。

3 当該品種名に、新潟県にゆかりのある地名や人名などがつけられているもの。

4 食用菊など変異しやすい作物では、元来の種苗が 1964 年(昭和 30 年代)以前から存在していたもの。

5 やまぶどう等自生種では、採取した後、選抜を加え、栽培種として定着しているもの。

6 かつて新潟県内に存在していた作物のなかで、1964 年(昭和 30 年代末)以前から新潟県外で定着したもの。

にいがた在来作物研究会は、これらの作物を調査研究対象とする。

実際的な「新潟県の在来作物」とするにあたっては、地元生産者や県内種苗店、研究機関、普及指導機関などの関係者と十分に確認することが必要である。